田舎大学生くん

くだらない事がほとんどです。紹介するときは本気です。それでも見てくれる方が大好きです。

Supernova/マカロニえんぴつ を少し考察したい

変わらないのが人間だというつもりで生きている男こと、どうも田舎大学生です。

今回は『Supernova』です。僕個人的にはこの曲めちゃくちゃ好きなんですよ。マカロニえんぴつの曲って恋愛の曲が結構多くて、そういう曲はもちろんいいのですが、『Supernova』とか『青春と一瞬』とか『鳴らせ』みたいに、ちょっと偉そうに語る口調の歌詞の曲が個人的にはかなり好きで。応援歌と呼ぶには少し後ろ暗いのですが、満たされない現状を肯定してくれるようなそんな曲ですよね。

あんまりふざけることもできなかったのでさっさと考察していきます!

 

タイトル『Supernova』

supernovaとは日本語で超新星という意味だそうです。

超新星とは、

恒星が急激に増光して新星の100万倍もの明るさになり、以後ゆっくり暗くなっていく現象。質量の大きな星が恒星進化の最終段階で大爆発を起こしたものと考えられる。爆発後に中性子星が残されることもある。スーパーノバ。SN。

コトバンクより引用)

という意味だそう。大きな星が恒星進化の最終段階で大爆発を起こしたもの、というのがおそらくは一般的な認識というか、みんなが想像する意味ですかね。

曲中でも、

働けど夢が貯まらない

タイムオーバー スーパーノヴァ

という風に、サビの終わりなどではなく途中で出てくるというマカロニえんぴつでは珍しい使われ方となっています。

タイムオーバー スーパーノヴァ

っていう歌詞がいいですね。我慢の限界みたいな雰囲気があって。

と、もう歌詞の考察に入ってしまってますのでこのまま続けていきましょう。

 

歌詞の順番は前後するのですが、

変わらないのはいつも変えたいのが昨日だってこと

この畳み掛けるように歌っている部分の焦燥感も好きです。ここはメロディーと歌詞がすごく噛み合っている気がして自然に入ってくるというか。

皆さんは昨日を変えたいと思ったことがありますか?自分の行い全てを肯定することって意外と難しくて、こうできたはず、もっとうまくやれたかもなどなど僕はいちいち細かく後悔してしまうタチなのですごく共感できます。

さらに、『いつも昨日を変えたい』ということは未来を変えたいとは思わないという事ですよね。未来は何ともいえませんが、昨日=過去は100%自分が干渉した出来事で構成されているといえますから、その分後悔の数も多いということでしょうか。

 

濡れ衣だって似合うなら

タグとって泣く泣く着るか

結局1番の歌詞全部抜き出しちゃいましたね(笑)。この歌詞が個人的にはめちゃくちゃ好きですね。

僕は、人間関係だったりバイト先だったりでかなりバランスを見ちゃう人で。まあこれ自分で言うとめちゃくちゃダサいんですけど(笑)、匿名なので言っちゃいます。だから例えばなんですが、人がいっぱい集まって遊んだりすると、みんなが平等に楽しめているか(声の大きい、いわゆる中心人物だけが楽しんでいないか)がすごく気になるんですよね。そういう時、自分は損な役回りになると分かっていてもあんまり楽しめていない人に助け舟を出したくなるというか。バイトだと後輩がミスったのをそのまま後輩が怒られるよりかは立場上は上の役である自分のミスにしておいた方が総怒られる量が少ないと見積もればあえて被ることもたまーにあります(1人めちゃくちゃ怒られるとそのあとバツの悪い雰囲気が流れるのが嫌)。本当にたまにですが。

あえて具体例を出すのは野暮だと思いますが、まあここで言われているのはこういう事かなぁと。というか歌詞なんて無理やり自分の状況に当てはめて自分のものにするのが1番良い付き合い方だと思うので、これを読んでくださる方は、ぜひ自分が着た『濡れ衣』を思い出してみてほしいですね。そして、そんな濡れ衣を着ているのはあなただけじゃないよとそんな肯定をしてくれている温かい歌詞だと思います。

この場にどう立ってるのが人らしくて

どんな顔で笑うのが最善策なの?

いきなり2番のサビまで飛びました(笑)。

ここは、生きづらい世の中への悲痛な叫びともとれるような歌詞ですね。人間らしい社会生活の営みなんて誰かが教えてくれるわけでもないのにみんな上手くこなしていますよね。すごい。いろんな場所にはその場その場のルールがあって、それをほぼ無意識のうちに守りながらうまく笑って、スキンシップを取りながら生活するって、出来のが当たり前みたいになってるんですけどかなり凄いですよね。

また、最初からほとんど自然体でいける場所があるのに対して、最初に直感やらなんやらで馴染めそうにないなと思った場所にはだいたい馴染めず一つも面白くないことになるので早めに切り抜けましょう。

まあそんな雑念みたいなものを抱えて日常生活を送るのって大変にもほどがありますし。僕も大学生活を続けていくうちにだんだん一緒にいて居心地の良い友達としか遊ばなくなりましたし、そんな風に淘汰されていけばいいんですけどね。大人になるとそうもいかないであろうことは想像できます。

 

ギリギリ諦めがつくように

この歌詞ではっきりしたんですけど、これって『ヤングアダルト』の

でもさ、そんなもんなんだよきっと

と同じ意味ですよね。『supernova』は曲中でも救いのテーマソングと歌われているくらいですから、当然救いを基調にした曲なんですけど、『ヤングアダルト』も救いの曲ですよね。

マカロニえんぴつの歌詞考察をやってて気づいたのは、本当に歌詞がブレないってことですね。色んなところで共通点を発見できますし、様々なイメージを全然別の歌詞で表現できる表現の多彩さも感心してしまいます。僕は何様なんでしょうか。

 

目の前を去ってまだわずかに

触れそうな後悔を忘れるなよ

触れそうな後悔って言葉が強い!この言葉めちゃくちゃ良くないですか?まだ取り戻せそうな後悔なんですが、もう過ぎ去ってしまった。

でも、忘れるなよと歌われていることによって次は同じ後悔しないようにしろよと優しくフォローが入っていると。

後悔はこの曲の大きなテーマになっていると思うのですが、その分、その後悔すらも肯定してくれるかのような圧倒的な優しさがこの曲にはありますね。

 

破裂する青春のその六秒前よ透き通れ

僕たちは今、全ての事象の六秒前に立っているんですよね。この先どうなってくのも正しいんだから自分に自信を持って、そして後悔はしないように。六秒後が素晴らしいものでありますように。

そんな思いが感じられるようなとにかく優しい歌詞でしたね。

 

おわりに

『supernova』めっちゃ良いんですけど、なぜか再生回数はそれほどでもないですね。個人的には『鳴らせ』のセルフパロディーは熱すぎました。この曲とリンクしすぎでしょ。MV監督にも注目していきたいですね。

 

P.S.約1ヶ月ぶりの投稿になり、お待たせしてすみません。想像以上に多くの方にブログを見ていただき嬉しい限りです。ぜひマカロニえんぴつの曲を聴きながら読んでください。と最後に言ってみる。

 

それでは。